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「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」特別公開

東京大学史料編纂所が所蔵する「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」が当館に寄託されたことを記念し、特別公開いたします。東京大学史料編纂所が所蔵資料の他機関への寄託は初めてのことで、中津藩主・奥平家ゆかりの中津で保存活用を図り、本資料が寄託されました。

「落合左平次道次背旗(鳥居強右衛門磔図)」は、奥平家の忠臣・鳥居強右衛門が長篠城籠城戦の際に、援軍要請の使者として派遣され、織田・徳川の援軍の約束をとりつけて城へ戻る途中、敵方の武田軍に拿捕され、磔になった姿が描かれています。城に向かって「援軍は来るからそれまで持ちこたえよ!」と叫んだ強右衛門の勇姿を、落合道次という武将が見て感銘を受け、背旗(合戦の際に自らの存在を顕示するために背中に負った旗)の図柄にしたと伝わっています。長篠籠城を偲ぶ5月21日(中津城・奥平神社では「たにし祭」神事が行われる)の前後に公開いたします。

詳細情報

公開期間:令和6年5月11日(土)〜5月26日(日)
観覧料:常設展と合わせて一般300円、中学生以下無料

関連イベント 「金子拓氏による特別展示解説」

金子拓氏(東京大学史料編纂所教授・中世史料部門)による展示解説を行います。 事前の申し込み不要で、当日の観覧券のみでご参加いただけますので、ぜひお気軽にご来場ください。

イベント情報

展示解説:令和6年5月19日(日)14時〜15時
会場:中津市歴史博物館展示室内
当日開始時間までに、博物館受付にお越しください。