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沖代条里で水生生物観察会を行ないました

10月1日晴天の中、沖代条里に残る土水路で生物観察会を行ないました。この水路は地元のご協力のもと、「環境的・歴史的な価値を守りながら、農業する人が維持管理に困らない水路」として石積み水路の整備を進めています。昨年度は全体の3分の1ほどを終了しました。今年度も工事に先立ち、調査と観察会を行ないました。

調査の結果、昨年工事が終了した場所にも土水路ほどではありませんが、生き物が帰ってきていることが分かりました。観察会を主導してくださった山下奉海氏(高知大学)からは「水路の環境はどんどん変化していくので、今後も注視していく必要がある」とご意見を頂きました。

はじめは生き物に触れられなかった参加者も、観察会終盤にはモクズガニの爪に触ったり、スッポンの赤ちゃんを手のひらにのせたりして、しっかり生き物観察が出来ました。今回参加してくださったお子さん、保護者の皆さんにとって身近な場所にいる希少な生き物に触れる機会となったと思います。この観察会が身近なところから環境や歴史、農業について考えるきっかけに思いなってくれればと思います。