特別展「学問に凝る勿れ―中津の社会・学問・学者たち―」開催のお知らせ
当館では下記期間、令和6年度特別展「学問に凝る勿れ―中津の社会・学問・学者たち―」を開催します。
福澤諭吉は著書「学問のすゝめ」において、近代化には国民が実用の学問を学び、身分差別をなくし、個人と国家が独立することが重要であると説きました。福澤の学問への姿勢は青年期の経験によるところが大きいですが、少年期に中津藩で学んだ漢学の素地も見逃すことはできません。
中津では、当時藩校で漢学中心の教育が行われる一方で、渡辺重名らの国学、前野良沢らがけん引した蘭学、後には中津市学校での洋学など、多様な学問が花開きました。
奥平家の庇護によって、学者たちは江戸や京都で学び、学者・文化人間のネットワークを形成し、藩士らの思想形成に大きな影響を与えました。
本展覧会では、福澤諭吉や近代までつながる中津の学問の系譜を、著作や蔵書、書画作品などから紹介します。
会期:令和6年12月21日(土)~令和7年2月9日(日)
休館:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日(日)~1月3日(金)
また、期間中には様々な関連イベントを開催いたします。ぜひお気軽にご参加ください。
詳細は、下部のチラシPDFをご覧いただくか、こちらの特別展ページをご覧ください。