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企画展「伝染病との戦い-先駆者は九州にいた-」

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中津市歴史博物館では、6月26日(土)から8月22日(日)の期間、企画展「伝染病との戦い-先駆者は九州にいた-」を開催します。
いま、新型コロナウイルスが世界各地で猛威を振るっていますが、人類の歴史は、常に伝染病との戦いの中にあったといえます。人々は大陸からもたらされたこの病を恐れて祭りを行ったり、まじないを行ったりしました。
なかでも長きにわたって猛威を振るったのは天然痘でした。江戸時代になると 医者たちは天然痘で苦しむ人を救うため、様々な治療法を習得しようとしましたが、その先駆者となったのは、他ならぬ九州の人々でした。筑前秋月で日本初の天然痘予防接種をした緒方春朔、オランダから牛痘法の導入に尽力した佐賀藩の人々、そして全国に先駆けて庶民への牛痘接種を行った中津藩の医者たちの伝染病との戦いにスポットをあてます。
チラシPDFはこちらA4ビラ

主な展示物

重要文化財・武雄鍋島家洋学関係資料 中津に初登場

種痘の導入にも尽力した、佐賀藩。佐賀藩の請役(筆頭家老)を務めた、鍋島茂義が出島で買い付けた貴重な資料・武雄鍋島家洋学関係資料の中から、オンテイト「種痘新論」、「顕微鏡」「失以勃杜経験方」など関連する史料3点を展示します。(※展示は7月20日から)

顕微鏡(重要文化財)

高野長英雇いませんか?衝撃の書簡 初公開

シーボルトの弟子で、蛮社の獄で罪に問われ逃避行した悲劇の蘭学者・高野長英を中津で雇わないかと推薦する書簡が、世界初の日蘭辞書「蘭語訳撰」の編纂者・神谷弘孝の子孫宅で発見されました。書簡はシーボルトが国外追放となった直後に、捕縛を恐れて江戸へ向けた旅をしている最中のものです。

瀬河筆神谷源内宛書簡

日本初の天然痘予防接種 秋月藩医・緒方春朔の資料も登場

人痘法による、日本初の天然痘予防接種を実施したのは、秋月藩医・緒方春朔でした。緒方春朔が自ら考案した人痘法の方法やその経過を記した、「種痘必順弁」も秋月からやってきます。

種痘必順弁(個人・朝倉市秋月博物館寄託)

見事なチームプレー!中津藩医たちの種痘記録も

出島にもたらされたワクチンを用いて、佐賀藩が牛痘種痘を成功させてからほどなく、情報を聞きつけた中津藩の医者たちはワクチンを取りに長崎へと向かいました。藩医・町医を問わず、多くの医者が参加した一大プロジェクトだったことがわかります。「種痘請願書」は、医者たちが庶民への種痘接種を藩に依頼した際のもので、結果として中津藩では佐賀藩に次いで、藩ぐるみでの種痘が行われました。

「惣町大帳」のうち種痘請願書(大分県指定有形文化財)

出品一覧表はこちら!

関連イベント

記念講演

「中津藩の種痘とコロナパンデミック」 講師・川嶌眞人氏 (医師・日本医史学会名誉会員)
7月31日(土) 14時~ 新中津市学校 集会室 事前予約制 50名

「東西交流における天然痘と予防接種の黎明期」 講師・ヴォルフガング=ミヒェル氏(九州大学名誉教授)
「熊本藩における天然痘対策-中津藩との比較事例として」 講師・大島明秀氏(熊本県立大学准教授)
8月9日(月・休) 13時~ 新中津市学校 集会室 事前予約制 50名

中津医跡さんぽ

大江医家史料館コース
7月17日(土) 13時~15時30分
(歴史博物館見学→米町文殊堂ほか→大江医家史料館見学)

村上医家史料館コース
8月21日(土)10時~12時
(歴史博物館見学→医学館あとほか→村上医家史料館見学)
各20名 事前予約制

ギャラリートーク

7月16日(金)・8月 6日(金)18時~ 定員各20名

全てのイベントは予約制で、参加料(企画展・常設展入館料を含む)300円が必要です。               参加申し込みは電話(0979-23-8615)で、7月1日より受付開始します。

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