未分類 2021.12.22

【会期終了】企画展　「華麗なる福澤家の人々」のお知らせ　

近年、家族や生活のあり方は多様化し、家族とは何かということが改めて問われています。福澤諭吉は「文明の家庭は親友の集合なり」と語り、父母に上下がなく、子が尊重され、団欒のある理想の「家庭」を親友と表現しました。実際、福澤家はどのような様子だったかというと、妻・錦とはおよそ40年もの間連れ添い、四男五女に恵まれた家族仲のよい家庭でした。福澤が家族に見せる姿は、妻を気遣い頼る夫、子どもに過保護な父親といったもので、現在一万円札の肖像として広まる厳然としたイメージとは異なるものでした。本展覧会では、福澤家の様子や子どもたちといったプライベートな点に着目し、福澤諭吉の日常や家庭での姿、家族像について展示紹介します。